忍者ブログ

流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々 ver.2

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

『ゾイやみ』感想・第43話

ツバキ ASSAULT form
「『ゾイやみ』第43話のご感想を戴いているので、紹介させていただきます」


投稿者:城元太

 4番、となると未確認生命体4号をイメージしてしまいます。そしてその『4番』なのですが、『ソレ』と『あの男』、更に前回登場したばかりの新キャラのハイデマリー、それぞれの関係を不明確に描写する演出で〝溜め〟を作り過ぎ、冒頭ストーリーがなかなか入ってきませんでした。後に『4番』がハメツノマジュウ=デスザウラー、『ソレ』がサクヤヒメ≒スティンガー、とわかりますが、読み進める間は漠然としているので読解が難しくなってしまいます。そのためかもしれませんが、4ページ冒頭「―― やあ、調子はどうだい?」が誰のセリフか未だ不明確です。
 それと、せっかく帰還したやみひめ(人間体)への対応が、戦闘状況とはいえあっさりし過ぎている気もします。
 ソウマさんの活躍とバイオティラノを思わせる格闘は雄々しいのですが、サクヤヒメを巻き込んでの格闘の後、やみひめ同様にカナコも唐突にストーリーに復帰してしまい、加えて「アサトはどこへ行ったの?」という印象を持ちました。
 今回厳しめになってしまいましたが、何度も読み返し、前回分にも立ち戻って読み、物語を楽しもうとした上でのコメントと御理解御容赦ください。次回も楽しみにしています。


流遠亜沙 ASSAULT form
「城元太さん、ご感想ありがとうございます。見ててください! 俺の! 変身!」

紅桜(べにお)
「未確認生命体4号とは、仮面ライダークウガの劇中における呼称です。以上――」

流遠亜沙 ASSAULT form
「えっと、まずアバンの部分に関しては、すでに城元太さんとツイッターのDMでやり取りを済ませてるので割愛します」

ツバキ ASSAULT form
「あ、そうなんですね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「そこで気付いた。城元太さんみたく読書量と文章力があっても、小説やラノベを読まない人には伝わらないルールで書いてたんだなって」

ツバキ ASSAULT form
「城元太さんも小説を書かれていますが、ご自身は読まれないそうですね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「そう。今回、城元太さんがアバンの部分が判りづらかった理由はそれもあって、小説のルールを知らなかったからなんです」


●心の声やテレパシーなど、声に出さないセリフは()でくくる
●心の声を使うのは、そのシーンで視点となっている人物1人だけ


ツバキ ASSAULT form
「確かに、このルールを知らずに小説を読むと、アバンに限らず混乱しやすいかもしれませんね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「ちなみにこれは厳密に言うとルール(決まり)ではなく、マナー(作法)です。こうしなきゃいけないという訳じゃないけど、こうしないと読者に伝わりにくいから、基本的にどの作家さんも従ってるだけです。ついでに言うと、これはあくまでラノベの話で、一般文芸は違うと思いますし、すべてのラノベがこのマナーで書かれている訳ではありません」

ツバキ ASSAULT form
「そんなの知らない人でも判るように書けと言われればその通りかもしれませんが、それは難しいというか、それをやると妙な事になりますよね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「極端な話、すべてのセリフの最後に“~と〇〇は言った”とか書かなきゃいけなくなる。すべての読者が理解できるように書くならね」

ツバキ ASSAULT form
「ものすごく無駄に文量が増えますし、稚拙でテンポの悪い文章になりますね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「だから、読む側に「こういうルールで書いてますよ」っていうのは知ってほしい。その共通認識があれば、書き手も読み手も幸せになれる。だからさ、みんなで幸せになろうよ」

紅桜(べにお)
「先ほどの「だからさ、みんなで幸せになろうよ」というのは、『機動警察パトレイバー』の後藤隊長のセリフです。以上――」

ツバキ ASSAULT form
「……紅桜をこき使わないであげてください」

流遠亜沙 ASSAULT form
「いやしかし、あたしは「この作品を読んでるような人はラノベのルール知ってるでしょ?」って前提で小説を書いてたけど、今回の事でその誤りに気付いた。もっと読み手の事を考えなきゃ駄目だわ」

ツバキ ASSAULT form
「かといって、さすがに幼稚園児の読者まで想定して書く訳にもいきませんし、難しいですね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「本当よ。まあ、あたしはいわゆるラノベ読者層よりちょっと上――高校生以上を想定して書いてます。あと、最低限、アニメ・特撮に対して理解というか、知識がある人かしら。さすがに子供や一般文芸しか読まない一般人には向けられない。万人向けなんていうのは、どだい無理な話なのよ」

ツバキ ASSAULT form
「そんな方がネット小説を読むとは思えませんが」

流遠亜沙 ASSAULT form
「――で、本編に関してのご意見なんだけど、テンポ優先で書きました。2話連続で神話時代を長々と書いといてなんだけど、この期に及んで細かいシーンを挟んでいくと更にページ数が増えるし、話が進まない」

ツバキ ASSAULT form
「城元太さんはやみ子さんとカナコさん、そしてキリエさんを気に入ってくださっているので、その点は申し訳ないですね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「あたしの力量でキャラを増やしすぎたっていう反省はあります。第1部みたく、もっとご近所レベルの話なら、ここまで増やさずに済んだんだけどね。ともあれ、ご意見・ご感想は今後もお待ちしております。駄目なところは駄目って言ってもらわないと、改善されないから」

ツバキ ASSAULT form
「引き続きマイスターの趣味にお付き合いいただけると幸いです」


PR