『ゾイやみ』感想・第45話
「『ゾイやみ』第45話のご感想を戴いているので、紹介させていただきます」
投稿者:城元太
ベアトリーチェの『モード・サルヴァ』、マミさんのテオ・フィナーレみたいです。
18ページ、●●●以降のシーンチェンジからのヤミヒメとルインの激突が突然で、少しタメが欲しい気が……と思ったら、やみひめの方でした! キャラ名が被るとなかなかに混乱してしまってます。
ソウマさんへの弄り、相変わらずです。
結末を意識し、多くのキャラで繰り出される状況と、『リリカルなのは』に代表される戦闘少女系の作品、メガミデバイス等の武装少女フィギュアの造形、そしてラノベ展開(+百合展開)などに、どうやら私の読解力が追い付いていないのかもしれません。満を持して登場したベアトリーチェ達が、緊迫した事態でのコミカルさ故にストーリーの流麗さが削がれた印象がありました。また主観が次々と入れ替わり、アンケートにも答えましたが、今回「最も印象に残ったキャラ」が絞り込めませんでした。これは私側の問題なのですが。
前半の戦闘シーンなど、圧倒的な文章表現で描いており、それこそが本作の醍醐味であると思います。今回も厳しめなコメントになってしまったこと、どうか御容赦ください。
流遠亜沙 ASSAULT form
「城元太さん、今回もご感想ありがとうございます。まず『モード・サルヴァ』に関しては、まさに『まどマギ』のマミさんです。正確にはティロ・フィナーレで、これは最後の一撃の掛け声だけど」
ツバキ ASSAULT form
「空中から無数の武器を撃ち出すという意味では、あれも元ネタは『フェイト』のギルガメッシュの宝具ゲート・オブ・バビロンの可能性がありますが、遡れば『ガンダム』シリーズのビットやファンネルもありますし、何が最初かは難しいですね」
流遠亜沙 ASSAULT form
「小説だからひらがなとカタカナで見分けがつくかなと思ってたけど、やっぱり音が同じだと、小説だからこそ混乱するのかもね。だから“やみ子”って付けたんだけど、ツバキとクラウは“やみひめ(さん)”って呼ぶし、地の分でも“やみひめ”って表記されるからなぁ……」
ツバキ ASSAULT form
「機獣の〈ヤミヒメ〉もいますしね」
流遠亜沙 ASSAULT form
「“読解力が追い付いていないのかも”っていう部分にもかかってくるんだけど、城元太さんは普段、小説を読まないらしいのね。そういう方だと“「」”や“『』”や“()”なんかも特に区別せずに読んでるみたいで、目まぐるしく場面や視点が変わるのにも戸惑うようです」
ツバキ ASSAULT form
「同じ小説ですら、ラノベと一般文芸では書き方がまるで違いますしね」
流遠亜沙 ASSAULT form
「なんで、読む側にも“ラノベのお約束”みたいなものを知識として覚えてもらうべく『小説の作法』なんて偉そうなページを作りました。読みやすく書く努力はするけど、読者もこれは知っておいて――みたいな」
ツバキ ASSAULT form
「努力にも限界はありますし、読み手に配慮しすぎると説明過多になりかねないというか、最終的には何も書けなくなってしまいますからね」
流遠亜沙 ASSAULT form
「改めて、人に伝わる文章って難しいなって思う。ただ、今回はラストに向けて各々の状況を書くのが目的でもあったから、最も印象に残ったキャラが絞り込めなかったっていうのは、ある意味で狙い通りなんです」
ツバキ ASSAULT form
「“誰も印象に残らなかった”のではなく、“絞り込めなかった”とありますしね」
流遠亜沙 ASSAULT form
「やっぱり第1部がやみ子の一人称小説で、登場人物も最小限、展開もシンプルだった事とのギャップもあると思うのね。むしろ、不定期なネット小説なら、内容はシンプルであるべきだとも思う。ただ……ね?」
ツバキ ASSAULT form
「第2部で調子に乗ってしまったと」
流遠亜沙 ASSAULT form
「言い方! まあ、確かに話を大きくしすぎた自覚はある。次回作では、もうちょい身の丈を考えます。更新頻度とかもね」
ツバキ ASSAULT form
「自己満足だけでは続けられない以上、やはり読み手を意識する事は絶対的に必要だという事ですね」
流遠亜沙 ASSAULT form
「意見は反映しないとね。逆に、もっとキャラ増やしてほしいとか、複雑な展開の方が好きという方は、その旨をアンケートで送ってください。何も言ってくれないと、あたしには伝わりません」
ツバキ ASSAULT form
「今後も、マイスターがへこまないレベルで、忌憚のない貴重なご意見をお待ちしております」
PR