女子中高生×日本刀

『刀使ノ巫女』全３巻
漫画：さいとー 栄
原作：伍箇伝計画

古来、人の世を脅かしてきた異形の存在・荒魂を御刀によって祓う「刀使」と呼ばれる神薙ぎの巫女。
この春。
全国五校から選りすぐりの刀使たちが集い、各々の技を競う恒例の大会が催されようとしていた。

2018年に放送されたアニメ『刀使ノ巫女』のコミカライズ版、その最終巻が発売となったので、遅ればせながら紹介。

新規要素を入れつつも、基本的には原作に忠実な内容。
第２巻の表紙が姫和でなく舞衣だが、彼女の存在が大きいのも漫画版の特徴。

推しは結芽と夜見だが、みんな可愛いんだよなぁ……。

ちなみに、アニメで言うと第１部、紫との決戦がクライマックスとなっており、漫画版ではここに大きな改変がある。
紫に憑依していた大荒魂を幽世に送るため、可奈美と姫和も向こう側に行ってしまうという、アニメ第２部のラストをミックスした展開となっているのだ。
ただ、特に違和感もなく、良い圧縮の仕方だと個人的には思う（もちろん、理想としては第２部の内容もコミカライズしてほしかったけど）。

絵柄も魅力的だし、新規要素もあるので、原作ファンにはもちろん、まったく『刀使ノ巫女』を知らない方にもオススメ。
これをきっかけにアニメを観てくれたら完璧。