最終話 地球の意志

「昨日、『リュウソウジャー』が最終話を迎えました……」

「だな」

「ですね」

「こないだの『スーパー戦隊MOVIEパーティー』のパンフレットでキャスト陣が、ラスト3話が衝撃展開ってコメントしてたから期待してたんだけど……いやはや、本当に衝撃だったし、すごく良かった」

「マイスターの好きな展開ですね」

「近年のヒーローものでは、人間こそが悪であり、守る価値があるのかとヒーローが敵に問われるシーンも珍しくなくなってきたように思うが、未就学児童はどのように受け止めておるのだろうな」

「どうなんだろうね。まあ正直、深くは考えないんじゃない? あたしも小さい頃は、ヒーローがカッコイイとしか思ってなかったはずだし」

「そういうものか」

「無意識に心に刻まれている可能性はありますが、こればかりは本人にも判りませんからね」

「あたしなんかは、すべての人間が幸せになれるなら、現実じゃなくてもいいんじゃないって思っちゃうけどね。今だからかもしれないけど」

「さすがに未就学児童でそれはないと思いたいですが、小学生ならそういう子も皆無ではないでしょうね」

「けど、フィクションでくらい希望がある事を言ってほしい気持ちもある」

「うむ。だからこそ、人はヒーローを求めるのだろうな」

「本当はこうありたいという理想を体現してくれる存在、それがヒーローですから」

「いやしかし、第46話もリュウソウチャイロとリュウソウ族の真実が衝撃だったけど、ラスト2話はビジュアル面もすごかった。大破壊と終末感が漂うシーンは、なんかゾクゾクした」

「最終話の、騎士竜に乗ってエラスを囲むシーンは滾るものがあった」

「騎士竜達からコウへ、次に残った5人へと、後を託していく展開も燃えました」

「ストーリーや作品のテイストだけじゃなくて、リュウソウジャーと騎士竜のデザインも良かったし、個人的には去年の『ルパパト』を超えました。単体のVシネと『VS』もあると良いなぁ……」

「近年はTV放送後の映像作品が変則的ですしね」

「それか、恐竜戦隊オールスターが観たい! 『アバレンジャー』好きだから、また観たいのよ!」

「『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』がありましたけど、もう6年前ですし、純粋に恐竜戦隊だけで観てみたい気もしますね」

「その時はアバレブラックとアバレキラーも登場してほしいな」

「ともあれ――『リュウソウジャー』、本当に最高でした。『キラメイジャー』ももちろん観ます!」
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』公式サイトはこちら
『魔進戦隊キラメイジャー』公式サイトはこちら
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