『ヒムカイザーマガジン』創刊!

「べ~におちゅわ~ん」
「……はい」

「どったの? べ~におちゅわ~ん」
「その呼ばれ方をすると、ノイズが走っているような違和感を覚えます。深刻なエラーが発生している可能性を申告します――深刻だけに」

「…………」
「申し訳ありません。滑りましたか」

「いや、そういうの嫌いじゃないわ。むしろ積極的にやってこうか、べ~におちゅわ~ん」
「やはり違和感が……」

「大丈夫。それは“気持ち悪い”という感情よ」
「これが“気持ち悪い”……」

「そう。他人に対する深い嫌悪感、それを気持ち悪いと言うの。ちなみに、紅桜にこの感情を理解してもらうために気持ち悪い呼び方をしただけであって、普段のあたしはまったく気持ち悪くないのよ? べ~におちゅわ~ん」
「マイスター、気持ち悪いです」

「さて本題。4月20日に地元の商店街で行われた、『ヒムカイザー』のイベントに行ってきました」
「宮崎のご当地ヒーローですね。こういうのは小さな子供向けなのでは?」

「子供の邪魔にならなければ、大人が楽しんでもいいのよ」
「なるほど。“大きいお友達”ですね」

「今回のイベントはこういう内容で、ショーも短かったけど、もう1つ目玉がありまして」
「フリーマガジンですか」

「記念すべき創刊号。今回のイベントは、この配布記念でもあったのよ。内容をちょっとだけ」
「ページ数からすると広告が多めですね」

「企業の力を借りて地元の施設を無料で訪問して、地域の活性化のために活動するっていうのが理念だから。フルカラーで製本もしっかりしてて、無料配布としては良い内容かと」
「古事記についても記載されています」

「『ヒムカイザー』のモチーフだから。意外と日本神話って日本人に知られてないのよね」
「ラノベのTVアニメ化が増えてから、海外の神話モチーフは飽和状態となりましたが、日本神話からの引用は未だに少ないと思われます」

「現状、イベント以外で入手する場所はないっぽいので、地元にお住まいの方はイベントにて。大きいお友達が行っても大丈夫だから」
宮崎のご当地ヒーロー『天尊降臨ヒムカイザー』公式サイトはこちら
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