異世界生活は、里帰りですら大冒険……!?

「このすば!」

「このすば!」

「このすば!」

「いやはや――観ましたよ、『映画 このすば』。1日の夜に」

「公開3日目だっけ?」

「うい。普通に全国公開と同じタイミングだし、ファーストデイで安いし、早めに観ておこうと」

「入場者特典もありますしね」

「しかしまあ、なんというか……『このすば』だったわ」

「劇場クオリティの映像と音響で、90分間ひたすら馬鹿馬鹿しい――」

「まさに究極の無駄遣い!」

「ほんまやで。ある意味、これぞ最高の贅沢!」

「一応言っとくけど、ディスってないからね?」

「当たり前じゃない! だって究極の悪ふざけだもの!」

「全力で馬鹿馬鹿しいものを作ろうという作り手の情熱、素晴らしいと思います。『このすば』だ――」

「『このすば』だけに!」

「…………」

「けどホントしょうもなかったね。褒め言葉だけど」

「うん、最高にしょうもない。上映中にしゃべる奴は本当に死ねばいいと常々思ってるけど、今回は仕方ない。あたしも、ちょっと声出して笑っちゃったもの。映画だとたまに感じるけど、笑いを共有するのはアリ。しゃべる奴は死ねばいいけど」

「そもそも、上映中はコミュニケーションが取れないのですから、わざわざ友人や恋人と一緒に行く必要はありませんし、むしろ時間の使い方としては無駄だと思うのですが」

「感想を語り合うとか言うけど、実際にやる? 劇場を出ながらちょっと話すだけで、すぐ次の話題に行っちゃうでしょ、よっぽどのファン同士じゃない限り」

「まあ、上映中にしゃべりさえしなければ文句はないのですが」

(なんか闇を感じるにゃー……)

「感想に戻るけど、コメディだけじゃなく萌え要素も多かった気がする」

「ギャグのためのフリがほとんどですが、それでも可愛らしいめぐみんがたくさん見られます」

「テレビじゃないからか下ネタ系も多かったけど、あくまで笑いのレベルだからお茶の間でも気まずくならないレベルだし。オーク(♀)のくだりとか、めぐみんの寝込みを襲うか迷うくだりとか最高。あとは――」


「おっぱい!」

「…………」

「全編通して、やたら揺れております」

「眼福でしたね。ゆんゆうやウィズに加え、ゲストキャラが巨乳ぞろいなので」


「うへへ……」

「本当かどうかは是非、劇場で!」
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