『成恵の世界』の著者が贈る“魔法”と“魔砲”の物語、遂に完結――!!
著者:丸川 トモヒロ
“魔砲”を手に入れ、“魔砲少女四号ちゃん”として人々を救おうとする大当真名花。
しかしそこに、宿敵“ボルジーク”が立ち塞がる――!
果たして真名花は世界を守りきることができるのか?
前巻から、まるっと4年……ようやく出た!
おくづけを見る限り、どうやら、まる3年休載していた模様。
前作であり、本作の元ネタでもある『成恵の世界』の後半もそうだったが、体調の問題で思うように描けないって、つらいんだろうな……。
ともあれ続き――なのだが、いかんせん、なにせ4年前なので記憶が曖昧。
第1巻を読み直そうにも手元になく、すでに紙の本は絶版という……。
ただまあ、それでも充分に楽しめる。
『成恵』と同じく、世界観が広大というか、説明不足感があり(意図的?)、とっちらかってる感はあるのだが、それが嫌じゃなく、良い意味での詰め込み過ぎ。
読み飛ばしても問題ないが、“こういうものなんだろうな”と想像する余地があって楽しい。
シリアスで、ガチでバトルをする魔法少女ものは、今や当たり前。
でもそれが本格的にジャンル化したのは2011年の『まどマギ』以降で、あくまで劇中劇とはいえ、ゼロ年代初期に生まれた本作は先駆けと言える。
『リリカルなのは』初期に言われた“魔砲少女”の元ネタでもある。
独特の作風が魅力なので、気になった方は是非。
『成恵』も超SFなのでオススメ。
もっとも、どちらも電子書籍じゃないと入手困難だけども……。
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