ライダー初め(映画&食玩&フィギュア)

「三が日も明け、本日より通常営業です」

「ヤミヒメさんは今年、初登場ですね」

「うむ、今年もよろしく頼む。この面子という事は特撮ネタだな」

「うい。『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』の2回目を観てきたので、まずはそれから」

「元日からの入場者特典・第2弾ですね」

「本当は元日に行きたかったんだけど、正月用のイラストの準備が終わらなくて」

「あのハレンチなやつだな……」

「ハレンチなバージョンを用意しなければ行けたなぁ……」

「あの、ハレンチを強調するのやめませんか」

「いやあ、改めて良い作品! クライマックスのレジェンドライダー達が続々と駆け付けるシーンで、今回は泣きそうになった」

「派手ではなく、静かに現れるんですよね」

「当然のようにな」

「ブレイドは姿を見せる前に、バックルの音声「ターンアップ」が聞こえるのよ。きっと剣崎が直前に変身したんだろうな」

「アギト・龍騎・ディケイド・ゴーストは、声のみですがご本人が担当されてますね」

「ご本人と言えば、やはり“彼”だな」

「もう公式で初日に発表されてるから言うけど、『電王』の野上良太郎こと、佐藤健がまさかの出演。初日、あたしの観た劇場でもざわめきがおきました。宮崎みたいな片田舎でもこうなんだから、彼の人気は本当にすごいのね」

「マイスターは本当にアニメと特撮しか観ませんからね」

「そんなあたしでも人気だって知ってるくらいだから。あと、水嶋ヒロとか松坂桃李とか竹内涼真が人気なのは知ってる」

「『電王』パートも良かったな。オーナーの存在感も含め、あの空気が一瞬で出来上がる」

「良太郎が“U良太郎(ウラタロス憑依状態)”なのが気になりましたが、あれは今の佐藤健さんが素の良太郎を演じる事で、イメージを崩してしまわないための配慮だそうですね」

「なんか判る。良太郎って“仮面ライダー史上最弱”って言われるくらい、気弱で頼りない主人公のイメージじゃない? しかも当時10代。たくましくなってるのは喜ばしいけど、変わっててほしくない気もする、でも弱々しいままなのも複雑」

「それで気取った“U良太郎”となった訳か。なるほどな」

「ネットで読んだインタビューで、白倉プロデユーサーが言ってました。サプライズを実現するための情報規制も徹底してたらしいわ」

「パンフレットにクレジット一覧がないのも、その一環なのでしょうか? 佐藤健さんのインタビューがないのも意外でしたが」

「ちなみに、『ガンダムNT』のパンフレットも、一部のキャストはクレジットされてないのよね。エンドロールには載ってるのに。観た後に確認するのも小さな楽しみなので、出来ればパンフレットにはキャスト・スタッフ一覧は載せてほしいわ」

「ともあれ、ネタバレがあろうとなかろうと関係なく楽しいのがヒーロー作品だ。まだ公開から2週目なのだし、今からでも是非、劇場で観てほしい作品だな」

「胸を打たれて泣くも良し、マイスターのように感極まって泣くも良しです」

「泣いてへんもん! 泣きそうなっただけなんだからね!?」

「ここからは去年のうちに紹介できなかった『ライダー』の食玩を、一気にやっちゃいます。まずは『仮面ライダー色紙ART』」

「ほう」

「ウィザードがありますね」

「すごく良い。どうしても欲しかった3種が出たので満足。ちなみに第2弾が今月7日に出るんですが、ブレイドとディケイドはそちらに収録されるのでお楽しみに」

「『ファイズライドウォッチ』の食玩(SG)バージョンですね」

「おお! 見た目だけでなく、音声が鳴るのだな」

「回転と発光ギミックがない、DX版の廉価版みたいな感じね。音声は共通のを含め5パターン。結構、音が大きい」

「次は『コンバージ』の最新作だな」

「さっそく最新ライダーが登場ですね。ファイズのブラスターフォームには、名前に親近感を覚えます」

「そんなにツバぴょんが『BLASTER form』の看板娘としての立場に愛着を持ってくれてたなんて……やだ、感激」

「――いえ、『ゾイやみ』のMBジャケットの方です」

「最後は完成品のアクションフィギュア、『RKF』シリーズです。メチャクチャ興味を引かれたんで買ってみました。かなり良いです」

「昨今のフィギュアーツと比べ手頃な価格で、クオリティも高いと評判になっている新シリーズですね。現行の作品だけでなく、『ビルド』や『エグゼイド』もラインナップされています」

「可動するディケイドアーマーとしては最速の商品化だな」

「カッコイイ……どうよ、このボリューム感。正直、最初にネットで画像を見た時は「えー……こんななん?」って思ったけど、このフィギュアが超格好良くて、TV本編でもちゃんと格好良かった」

「同感です。このシリーズに共通して言える事ですが、“アーマーを装着している感”が良いと思います。後ろから見るとネタバレがありますが……」

「うむ。ディケイドの意匠が上手く取り込まれたデザインだな。良く動くし、ヘイセイバーも構えられる」

「ベルトのバックルが白一色なのが気になったけど、適当にスミ入れするだけで、それっぽく見えるようになる。ただ、手足のアーマーは素材のせいか、塗っても塗膜がペリペリ剥げる……」

「箱裏に書いてある“PC”というのは、ポリカーボネイトで、専用の塗装が必要なようですね」

「なるほど。アーマーを外し、部分的にパーツを付け替える事でビルドフォームになるのか」

「商品化されてる他のアーマーもそうだけど、このシリーズ独自の解釈で面白い。果たしてディケイドアーマーの他のフォームはどうなるのか。他のアーマーも買ってみようかしら」

「値段が手頃なだけに、集めだすと歯止めが利かなくなりそうですね」

「フィギュアーツや装動と比べると、サイズはこんな感じです。フィギュアーツよりも微妙に小さい」

「やはり塗装の面で、やや見劣りする印象でしょうか。費用対効果としては充分すぎる気はしますが」

「そうねえ。ディケイドの特徴である、胸の十字の白はがんばってほしかった。下と右下は自分で塗ってます」

「そんなものは気にせず、がしがし遊んで、たくさん並べて楽しめばよいのだ。どうしても気になるなら、貴方のように塗るか、フィギュアーツだな」

「そうですね」

「そうだ、中断してた『ウィザード』を最終話まで観たんだった」

ツバキ ASSAULT form
「画像は本編最終話後の特別編ですね」

「ディケイドの士が顔出しで出演し、次回作の鎧武が一足先に登場するという趣向だったな」

「正直、前編の戦闘シーンはフォームチェンジとかが手抜きなんだけど、後編は物量がすごくて、鎧武以外のライダーが全員、最強フォームになるという豪華さ。井上正大が顔出しで出演してるのを含め、TVとしてはかなり贅沢な内容だわ。モモタロスも関俊彦ボイスでしゃべるし」

「特別編ではありますが、シナリオも本編を踏襲していて良いんですよね……」

「本編は大団円ではない、切なさが残るラストだが、それだけに胸に響く」

「命は救えなかったけど、心は救えたっていうラストだもんなぁ……」

「あ、次のMOVIE大戦も観たくなってきました」

「もういっそ『クウガ』から全部観返したい……!」

「我々はまんまと『ジオウ』の術中に嵌まっているな」

「そういえば、このブレイドも額が金色っぽいのよね……」

ツバキ ASSAULT form
「貴方は本当にそこが気になるんですね」
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